暮らしのファイナンス

生活にまつわるお金の事を考える

投資をはじめる前に家計簿を付けるべき

まずは現状を把握する

投資の最たる目的といえば資産拡大だと思いますが、資産を増やすに当たって、まずやっておきたい事は自分の収支と現在の資産を明らかにする事です。

収入は多くの場合、時系列に沿って維持または上昇する傾向にあると思いますが、支出は放っておくと手元のお金が無くなるまで増える傾向に有ります。

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

これはパーキンソンの法則というものですが、おそらく殆どの人はこの法則の通り収入の増加と共に支出が増えていっているのではないでしょうか。

臨時収入があるとその分、美味しいものを食べたり欲しかったものを買ってみたり。

昇給や昇進すると、まだ乗れる車を買い替えたり、家賃の高い物件に引っ越してみたり。

生活を豊かにするための出費は青天井なので世の中には高収入なのに貯蓄無しといった人もいるようです。

お金を増やすためには収入が支出を上回ればいいだけなのですが、収入を増やすのは簡単ではないと思います。

しかし、収入が変わらなくても支出が減れば以前より多くのお金が残るわけですから、まずは支出の削減から考えた方が効率的です。

出費は決して悪い事ではありませんが、お金があるから使うという習慣は一度身につくと簡単には元に戻れません。

定着した金銭感覚や生活レベルを下げることは簡単ではないので、そうなる前に不要・過剰な支出を知り、支出をコントロール出来るようになる事が大事です。

 

収支を明らかにする手段として大切な事は家計簿を付けることですが、実際には家計簿を付けているかどうかで貯蓄額や収入に差が出るという調査結果もあるようです。

ダイエットの場合も、食べたものを記録すると効果が出やすいそうなので、目的に対する意識の強さと結果が相関する事は間違いなさそうです。 

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今時の家計簿

現在は家計簿アプリを使っています。何社かメジャーなものがあるようですが、私の場合は友人の影響で6月からマネーフォワードを使い始めました。

銀行口座やクレジットカードを登録しておくと収支を自動集計してくれるので、日々の支払いをクレカや電子マネーで支払う事で殆ど全自動で家計簿が作成されていきます。家計簿を付けているという感覚は殆どありません。

また、項目ごとに月毎の比較や資産額の推移がグラフで見れたりするのでアナログ家計簿では太刀打ちできないところまで来ていると思います。

 

実際に家計簿を付け始めると、不明な支出や現金支出の抜け漏れが発生すると思いますが、まずは完璧を求めず大まかなお金の流れをつかむ所からはじめれば良いのではないでしょうか。

 

まず自分の収支と資産を知る事からはじめるのが健全な投資の第一歩のように思えます。